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 米Western Digital Corp.の2008年7月~9月期決算は大幅な増収増益となった。売上高は前年同期比19%増の21億900万米ドル,営業利益は同73%増の2億3400万米ドル,純利益は同206%増の2億1100万米ドルである。

 HDDの出荷台数は前年同期比34%増の3940万台だった。ノート・パソコンなど向けの2.5インチ品が同147%増の1460万台と大きく伸びた。3.5インチ品は同6%増の2480万台となった。全HDDの平均販売単価は53米ドルで,前年同期に比べると10%低下している。

 地域別には,米州が減収,欧州は小幅な増収にとどまる一方,アジア地域での売り上げが拡大した。全社に占めるアジアの売り上げ比率は前年同期の33%に対して48%となった。企業別には米Dell Inc.向けが最も多く,全社の売上高の10%以上を占めたという。

 President and CEOのRobert Blair氏は「この四半期(13週間)のHDDの世界市場規模は前年同期比10%増の1億3100万台だった。2.5インチ品は同37%増の6100万台,3.5インチ品は同7%減の6900万台」と推定値を発表し,同社の成長率が市場平均を上回ったことを強調した。

10月~12月期は減収減益に

 今後の市場展望については「過去3年にわたって20%程度の成長を続けてきたHDD業界も世界経済の悪化を受け,この四半期は減速した。この傾向は,本来なら最大の需要期である10月~12月期も続くだろう。当社の顧客メーカーでも在庫調整の動きが出てきている」とした。

 2008年10月~12月期の業績予想は,売上高が20億2500万~21億5000万米ドル,粗利益率は19.3%,1株当たりの純利益は0.80~0.90米ドルとする。なお,2007年10月~12月期の売上高は22億400万米ドル,粗利益率は23.3%だった。