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Google社のビジョンや急成長の秘訣を解説する連載の最終回。前回は,同社の独特な開発体制を紹介した。今回は,ビジョンの実現に向けた同社の事業戦略を分析する。(以下の本文は,『日経エレクトロニクス』,2006年2月13日号,pp.92-97から転載しました。内容は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)

 「近い将来,ユーザーはインターネットから,欲しい情報をもっと手に入れられるようになるだろう」(Google社のMayer氏)。自信に満ちたこうした言葉の裏にある,「次の一手」を目指したGoogle社の事業戦略とは――。

 同社は将来に向けた戦略の詳細を明らかにしないが,その一端は,2004年以降,矢継ぎ早に進めている新サービスの投入や企業買収からうかがえる(図5)。

図5 新事業を貪欲に模索 ここ1年間にGoogle社が発表した新サービスや企業買収などに関する主な取り組みをまとめた。写真は「2006 International CES」でLarry Page氏が発表した,ドイツVolkswagen社と共同開発中のカーナビの画面。
図5 新事業を貪欲に模索 ここ1年間にGoogle社が発表した新サービスや企業買収などに関する主な取り組みをまとめた。写真は「2006 International CES」でLarry Page氏が発表した,ドイツVolkswagen社と共同開発中のカーナビの画面。 (画像のクリックで拡大)

 これらの動きを整理すると,大きな流れが2つ見えてくる。1つは,WWWサイトに掲載される動画コンテンツといった,テキスト情報以外のコンテンツ検索の強化。もう1つは,検索サービスを利用できる機器をパソコン以外に拡大していくという狙いだ。