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 市場調査会社の米DisplaySearch社は,ディスプレイ産業の世界市場は今後,成長が鈍化するとの予測を発表した。同社の調べによれば,2001~2008年のディスプレイ産業の世界市場規模は年平均成長率(CAGR)8%で拡大してきた。しかし,2008~2015年のCAGRは4%になる見込みという。CRTの市場が縮小するのに加えて,液晶パネルやPDPといったFPDの伸びも小さくなると同社は予測している。

 ディスプレイ市場で出荷枚数シェアが最も大きいのはアクティブ・マトリクス方式の液晶パネルである。同パネルは2008年にディスプレイ全体の出荷枚数の53.3%に相当する20億3400万枚が出荷される見込み。2001~2008年のCAGRは48%になるという。しかし,市場の成熟に伴って2008~2015年のCAGRは8%へ低下するとDisplaySearch社は予測した。パッシブ・マトリクス方式の液晶パネルは,2001~2008年のCAGR5%に対して,2008~2015年は-4%とマイナス成長になる見込み。PDPも2001~2008年のCAGR70%に対し,2008~2015年は5%まで縮小する見通しという。

ディスプレイの世界出荷予測(DisplaySearch)
ディスプレイの世界出荷予測(DisplaySearch) (画像のクリックで拡大)

 今後,ディスプレイ需要を促進する有力な最終製品としてDisplaySearch社は有機ELテレビ,電子写真立て,低価格ノート・パソコン,電子書籍リーダ,デジタル・サイネージなどを挙げた。特に,有機ELテレビの2008~2015年のCAGRは126%と高成長を予測する。