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図◎法令違反別交通事故件数の推移 出展:「平成19年中の交通事故の発生状況」警察庁交通局
図◎法令違反別交通事故件数の推移 出展:「平成19年中の交通事故の発生状況」警察庁交通局
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 電子技術の進歩により、カメラの小型化、低コスト化が進展し、クルマに多くのカメラが搭載され始めている。こうした車載カメラ・システムは、ただ単に視覚情報を提供して危険な情報をドライバーに提供するのにとどまらない。画像認識技術と組み合わせて危険が迫っていることを運転者に警告する、危険を回避できないとクルマ自身が判断した場合にはブレーキ操作を自動で行うなど、クルマそのものを制御するところまで進化している。

 自動車メーカーが車載カメラを使った画像認識技術の導入を積極的に進める背景には、「事故を起こさないクルマの実現」、「交通事故死ゼロ」といった究極の目標がある。近年、交通事故における死亡者の数は減少傾向にある。直近のピークだった1992年の1万1451人から2007年には5744人と半減している。その一方で、事故の発生件数は80万件を超えており、依然高いレベルにある。事故類型別では追突事故と出会い頭の事故が全体の約6割を占め、法令違反別では安全不確認と脇見運転、動静不注視など、危険認知に関する原因が約6割を占めている(図)。自動車メーカーは、こうした状況を改善するため、ドライバーの危険認知に関する支援技術の開発に力を入れている。

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