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図1◎乾燥剤機能を持つ樹脂ペレット「エスキッド」。
図1◎乾燥剤機能を持つ樹脂ペレット「エスキッド」。
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図1◎ペレットの成形例。
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 佐々木化学薬品(本社京都市)は,乾燥剤の機能を持つ樹脂ペレット「エスキッド」を2008年11月7日に発売する(図1)。主にポリオレフィン樹脂に吸湿性無機フィラーをコンパウンドし,乾燥剤の機能を付与したもの。射出成形や押出成形,ブロー成形,インフレーション成形により,ボトルやシート,フィルムといった形態に加工できる(図2)。

 市販品の乾燥剤の多くは固形で,副資材として製品に同梱される。この場合,誤飲の恐れがあるほか,同梱や検品に手間がかかる,容器包装内に乾燥剤用の空間を設けたり容器包装に合わせて形状を選んだりしなければならない,といった課題がある。それに対して新製品は,形状や大きさを問わないのが利点だ。成形品を現行のラインに組み込めるので,乾燥剤の投入や検品作業が不要となり,省力化やコスト低減を図れる。

 吸湿剤1g当たり1gの湿気を吸収する。吸湿剤を30%含有したペレットでは,10g当たり3g相当の吸湿が可能だ。一定の湿度環境になると吸湿を停止し,その状態を保つ。ポリエチレンベースの場合は,RH30%近辺まで吸湿すると停止するという。

 同社は,エスキッドを使って成形した製品を「ドライキープ」として販売しており,工業製品内部に組み込む,医薬品の包装材として使う,といった用途に採用されている。成形前の状態で成形メーカーに提供することで,ユーザーにとってはコストを抑えられる上,新しい用途も期待できることから,同社はペレットの状態での発売を決めた。既に,米国では容器メーカーとライセンス契約を結んでおり,医薬品・健康食品メーカーを中心に数十社に納入しているという。