PR
Web版Office(Word)の画面
Web版Office(Word)の画面
[画像のクリックで拡大表示]
デスクトップ版Office(Word)の画面。ほとんど構成に違いがない
デスクトップ版Office(Word)の画面。ほとんど構成に違いがない
[画像のクリックで拡大表示]

 米Microsoft Corp.が10月27~29日に開催している「Professional Developers Conference 2008(PDC 2008)」で,ある意味驚きをもって迎えられたのが,「Microsoft Office」の登場だった。過去のPDCにおいて,主役といえばWindowsであり,開発ツールのVisual Studioであった。しかし今回,「Windows 7」や「Visual Studio 2010」といった次期製品と並ぶ形で,Microsoft Officeが大きな役割を担った。

 ただしOfficeそのものというよりも,「Office Web Applications」と呼ぶ,Webブラウザー上で動くOfficeである。見かけはほぼデスクトップの「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」と変わらない。同社のRIA(rich internet application)実行環境「Silverlight」を使うことにより,デスクトップのOfficeと同等の機能性を実現した。

 オンライン化のメリットは,共同作業にある。これまで同社は「Office Live Workspace」と呼ぶWebブラウザーから利用可能なOffice向けのサービスを提供してきた。しかしオンラインで利用できるのはごく簡単なエディタのみ。文字通り作業場として提供するサービスで,実際のデータ編集にはクライアントに存在するOffice製品を利用し,オンラインでは共同作業に使うファイルを管理するという程度の意味合いしかなかった。

 しかし今度のOffice Web Appicationsは,リアルタイムに作業内容が互いのコンピュータに反映されるなど,オンラインを活用した共同作業の場としてかなり発展している。例えば共同作業の相手が変更しているカ所を表示して,同時編集作業が矛盾しないようにしている。オンラインWebアプリケーションとしては機能も豊富である。また,モバイル機器でも同じ更新が反映されることを実演して見せた。

 ただしPDC 2008はOffice製品の発表ではないため,例えばライセンス体系がどうなるのかなど,細かい点は明らかにしていない。