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 市場調査会社の米IDCは米国時間2008年10月28日,米国のパソコン市場に関する調査結果を発表した。それによると,同年第3四半期におけるノート機の出荷台数シェアは55.2%に達し,初めてデスクトップ機の出荷台数を上回った。

 今期,ノート機の出荷台数は950万台を超え,前年同期および前期から18%以上伸びた。この実績は,購入活動が盛んになる新学期シーズンに達成されたもので,急激に悪化した景気が直ちにパソコン市場に影響を与えることはなかった。

 また,主要メーカーの大半において,デスクトップ機よりもノート機の方が出荷台数が多かった。東芝は長い間,ノート機に的を絞ってきたが,ソニー,台湾Acer,中国Lenovoでもパソコン出荷台数の65%以上をノート機が占めている。複数のパソコンを所有するユーザーが増えたため,ノート機に注力する台湾ASUSTeK Computerや韓国Samsungといったメーカーも米国市場に進出している。

 今後の市場の見通しとしては,ノート機が引き続き成長をけん引するが,短期および中期的には景気が重要な要因になる。不況が続いた場合には,パソコン市場も影響を受けて成長が抑制される可能性があるが,IDCは「買い手がパソコンを必需品だと考えているのは朗報だ」としている。

[発表資料]