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 サイネージ(ポスターや看板といった,家の外での情報表示メディア)のデジタル化が市場で進んでおり,ポスト・テレビとして巨大市場が期待されている。屋外で各種情報を得たいときに,いつでもデジタル・サイネージを活用できる環境が全世界規模で構築されつつある。これらの端末が小型から超大型の電子ディスプレイに切り替えられていくことにより,単なる看板・広告の域を脱して,「電子情報映像メディア」として世界中へ豊かな価値を提供していくという筆者の確信は日増しに高まっている。

 こうした状況を背景に,5人の識者によるデジタル・サイネージ関連の講演会を「FPD International 2008」フォーラムで実施した(セッションA-13)。各講演に共通するメッセージは,「少なくともデジタル・サイネージが今後ビジネスとして大きく展開していくことは確実である」という点である。

 冒頭に講演したデジタルサイネージコンソーシアムの江口靖二氏からは,「2015年までに1兆円市場が期待される」という積極的な発言があった。デジタル・サイネージの主要な利点の一つは,新鮮なコンテンツが提供される点である。ただ,現時点ではまだ,業界のルール作りに課題があるという。

 本セッションの最後に,篠田プラズマ 代表取締役会長 兼 社長の篠田傳氏から「PTA(Plasma Tube Array)」技術を活用した新しいディスプレイの世界の提案があった。特に印象的な講演だった。同氏の講演からは,ハードを意識することなく“見る”から“感じる”ディスプレイへという,いわゆる“アンビエント”の世界が今後のキー・ワードになることと推察される。