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 コニカミノルタホールディングスは,2008年度第2四半期累計(2008年4~9月)の決算を発表した(発表資料のPDF)。売上高は対前年度同期比1.5%増の5329億7100万円,営業利益は同14.7%減の486億7000万円,純利益は同22.2%減の292億7900万円で,増収減益となった。光学デバイスや電子材料を扱う「オプト事業」は好調だったが,市況の影響を受けて主力の情報機器事業での収益の悪化が予想を上回り,補い切れなかったとする。ただし,円高などの為替による影響が売上高で217億円減,営業利益で19億円に相当するとしており,その分を加味した場合の売上高は,同5.6%増に相当するという。また,税制改正と会計処理の変更に伴う影響も加味した場合の営業利益は,同5%程度の減少に相当するとした。

 部門別に見ると,デジタル複合機やプリンターを扱う情報機器事業の売上高は,6月に買収したDanka Office Imagingが連結対象に加わったこともあり,対前年度同期比0.9%減の3437億8200万円とほぼ前年同期並みとなったが,営業利益は同27.7%減の323億1900万円と大幅な減益だった。米国市場での販売の伸び悩みや米ドルに対する円高の影響に加えて,第2四半期の後半には同事業にとって最大の市場である欧州でのデジタル複合機の販売に影響が出始めたとする。

 オプト事業は,第1四半期に続いて大幅な増収増益だった。売上高は対前年度同期比31.4%増の1094億4000万円,営業利益は同45.2%増の189億6200万円。液晶パネル向け偏光板保護用フィルム(TACフィルム)の販売数量が大きく増加した。2007年11月に第5製造ラインが竣工し,2008年6月に第6製造ラインの稼働が始まるなど,TACフィルムの生産能力を増強している。光ヘッド用レンズは,CD向けやDVD向けはほぼ前年並みだったが,Blu-ray Disc向け製品の販売が7割以上伸びた。HDD用ガラス基板も,ノート・パソコン需要拡大の影響で出荷数量が78%増えたという。

 医療用製品などを扱う「メディカルアンドグラフィック事業」は,売上高が前年同期比17.8%減の662億3400万円,営業利益が28.7%減の28億5600万円だった。医療現場のデジタル化に伴い,X線フィルムの販売が減少。Agなどフィルム原材料の価格の高騰も影響し,収益が悪化した。

 2008年度通期(2008年4月~2009年3月)の業績予想については,景況感の悪化と円高の進行を踏まえ,前回予想(2008年5月9日)から下方修正した。売上高は前回予想比750億円減の1兆350億円,営業利益は同400億円減の800億円,純利益は同280億円減の420億円と予想する。