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 米Microsoft Corp.は2008年10月27~30日に開催した開発者会議「Professional Developers Conference 2008(PDC 2008)」で,モデル・ベース開発の基盤技術となる「Oslo」(開発コード名)を公開した。参加者向けにCTP(Community Technology Preview)版を配布した。

 Osloは特定の領域におけるモデルの記述方法を定義するのに利用する。モデル・ベース開発ではUML(unified modeling language)などが使われることが多いが,汎用的に定義されているため必ずしも使いやすくない。例えばエンドユーザーがモデルを定義するにはハードルが高い。そこで特定領域向けの特別な言語(DSL:domain specific language)を定義して,その言語でモデルを記述することによって,モデルの記述を容易にする狙いがある。また対象とする領域を絞り込むことによって,実装コードの自動生成を可能にする狙いがある。

 Osloは大きく三つの要素から成り立っている。テキスト・ベースのDSL記述言語である「M」,Mで定義したモデルに対してビジュアルな操作を可能にする「Quadrant」,および作成したDSLやモデル定義を格納するための「Repository」である。Mは特に,モデルが管理するデータを定義することを重視したという。デモンストレーションでは,楽曲データベースを作成するため,M言語を使ってデータベースのスキーマを定義し,さらに自然な言語表現でデータを登録できることを実演して見せた。その際に,手続き型の言語によるプログラミングはまったくせずに,宣言的な記述のみで操作は完了した。またMで作成したモデルを,Quadrantを使って編集することも示した。