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 米Audience Corp.は,騒音が大きい環境でも携帯電話で話者の声だけを分離できる騒音抑制機能を搭載した,携帯電話向けの新しい音声処理用IC「A1024」を発表した(発表資料)。A1024は音声送受信の際の騒音抑制に加え,エコーキャンセルやボイスイコライゼーションの機能も搭載している。

 A1024は送受信の際のクロストーク・ノイズ軽減に留まらず,以下の様な機能を搭載する。

・送信側における,最大30dBの突発的なノイズの抑制。例えば混みあった喫茶店でのBGMや会話,コーヒーグランダーやブレンダーの音を消し去る。
・業界初となる,受信側における最大18dBの規則的/不規則的ノイズの抑制。騒音の多い場所から発信された通話をより明瞭に聞き取れる。
・スピーカーホン機能の充実。AEC(Acoustic Echo Cancellation)の性能を大幅に高めたことにより,ハンズフリー通話やビデオ会議などを,騒音の多い場所で支障なく行える様になる。
・ボイスイコライゼーション機能により,列車内や交通量の多い道の移動中など,騒音の状況が随時変わる場所にいる時に受信した通話の音声レベルを改善。

 A1024は省パッケージを維持し,かつ標準的なアナログ/デジタルマイクをサポートするほか,FlexMicのサポートや自動校正機能を搭載する。これにより,ハンドセットメーカーは,デザイン段階でマイク配置が自由になり,量産段階ではマイク校正コストが削減できる。

 パッケージは0.5mmボールピッチの40ピンWLCSPとなっており,実装面積は25mm2未満。ベースバンドプロセッサとは標準的なインターフェースで接続可能である。

 A1024は既にサンプル出荷を開始しており,サンプル価格は5~7米ドル。よりコスト削減の必要がある場合は,低価格の「A1022」が用意されており,やはりサンプル出荷を開始している。