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 ワコムは,マルチタッチに対応した静電容量方式のセンサ・システムを開発した(発表資料)。パソコンなどコンピュータ機器のディスプレイ表面に組み込むことで,これらの機器を複数の指で操作できる静電容量方式のセンサとコントローラのセットである。透明な電極をX方向とY方向の格子状に配線し,指が触れたときに発生する静電容量の変化を感知して場所を特定する。コントローラに独自技術を用いたことで,指の数に制限なく,指で触れた位置を同時かつ高精度に検出できるという。

 画面サイズは10型から40型以上に対応する。サンプルレートは100フレーム/秒以上,解像度は200ppi以上である。検知精度は0.5mm以内。今回の製品は静電容量方式だが,これまで電磁誘導方式センサ・システムで培った位置センサ技術を指の検出に応用したとする。大型の液晶パネルなど雑音の大きな表示装置と組合せても安定な信号を検出できる。バッテリー駆動時のノート・パソコンなど指の位置を検出する信号が小さい場合や,消費電力が限られている場合でも安定して信号を検出できるという。

 米Microsoft Corpの次期OSであるWindows 7対応のパソコンのほか,大型液晶ディスプレイやデジタルサイネージに向ける。今後,システムを更に小型化することで,マルチタッチに対応するスマートフォンやゲーム機などに用途を広げるとする。

 なお,同社はこのシステムを2008年11月4~6日まで米国ロサンゼルスで米Microsoft Corpが主催する「WinHEC 2008」において紹介する。