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Qualcomm社が2007年6月に開催した「BREW 2007 Conference」での発表資料。当時は2009年ごろにもサービスが始まるとしていた。
Qualcomm社が2007年6月に開催した「BREW 2007 Conference」での発表資料。当時は2009年ごろにもサービスが始まるとしていた。
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 米Qualcomm Inc.は,次世代移動体通信規格「UMB(ultra mobile broadband)」の,商用化に向けた開発を断念することを明らかにした。同社CEOのPaul E.Jacobs氏が決算説明会で述べたもの。

 UMBは多重アクセス方式にOFDMAを利用する次世代規格で,基地局から端末までの下り方向における伝送速度が100Mビット/秒以上と高い。Qualcomm社が主体となって提案した技術を基に,標準化された規格である。いわゆる「第3.9世代方式」として,LTEの対抗技術と位置づけられていた。

 Qualcomm社はUMBの開発を停止した理由について,「開発リソースの最適配分のため」(同社)としている。UMBの開発に携わっていた人員などは,今後LTEおよびLTE-Advancedなどの開発に振り分けていくという。CEOのJacobs氏は既に,LTEに比較してUMBへの通信事業者からの関心が低いという認識を示していた(Tech-On!の関連記事)。

 Qualcomm社はこれにより,LTE対応チップセットの開発体制を強化する。同社は2009年中にも,LTE対応の携帯電話機向けチップセットを出荷する予定である(Tech-On!の関連記事)。