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図1◎「Camry Hybrid」のCNG仕様コンセプトモデル
図1◎「Camry Hybrid」のCNG仕様コンセプトモデル
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 トヨタ自動車は、2008年ロサンゼルスモーターショー(Los Angeles Auto Show 2008、一般公開日:2008年11月21~30日)で、中型車「Camry Hybrid」のCNG(圧縮天然ガス)仕様コンセプトモデルを世界初公開した。

 ボディサイズは全長4856×全幅1821×全高1461mm、ホイールベースは2776mm。前部のスポイラーをスポーティーな形状に変更したため、全長はガソリン仕様より51mm伸びている。タイヤはブリヂストン製「POTENZA」で前後225/35ZR/19、ホイールは19インチ×7.5Jとなる。内装はガソリン仕様のCamry Hybridとほぼ同じだ。

 エンジンは排気量2.4Lの直列4気筒で、これもガソリン仕様と同じ。最大出力105kWのモータとNi-MH(ニッケル水素)2次電池(244.8V)も継承した。ただし、CNGは気体で体積効率が悪化するため、システム総出力は127kWとガソリン仕様より13kW低くなった。

 CNGタンクは、米Lincoln Composites社の「TUFFSHELL Type 4」2本を荷室の下部に配置した。同社は1963年、米ネブラスカ州Lincoln市に設立され、CNG用タンクや燃料電池車用の水素タンクを製造販売している。充てん圧力は24.8MPaで、満充てんすれば400kmの走行が可能だ。燃費はCamry Hybridとほぼ同じで、米国での燃費をガソリンでのkm/L値に換算すると、市街地13.4km/L、ハイウエイ14.3km/L、それらの混合モードで13.9km/Lとなる。

 トヨタ自動車は北米で1999年、商用向けのCNG車を発売したが、当時はまだCNG補給施設の数が少なかったため、その後販売を中止している。現在では米国内に約1000カ所の補給施設がある。米西海岸ではカリフォルニア州に100カ所以上と最も多く、ネバダ州に7カ所、アリゾナ州に8カ所ある。現在、日系メーカーではホンダが「Civic GX Natural Gas Vehicle」を希望小売価格2万5090ドル(1ドル95円計算で約238万円)で販売している。

 Camry HybridのCNGコンセプトの企画立案は、米Toyota Motor Sales社のAdvanced Product Strategy Groupが担当した。同社によると、CNG仕様の量産計画は現在未定だが、将来は北米でCNG車市場は確実に伸びていくと見ている。

図2◎リアビュー
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図3◎荷室下のCNGタンク
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図4◎CNGの補給口
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