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 編集部に届いた真っ白な箱の中にあったのは,まさしくUP300x本体。よく見ると,UP300x本体のみである。取扱説明書もパソコン接続用ケーブルもパソコン用ソフトウエアも,何も入っていない。後でニコンに確認したところ,今回の製品はあくまで試作版で,ケーブルやソフトウエアはまだ完成しておらず,貸し出ししていないとのことだった。

 取扱説明書がないことにあたふたする筆者を尻目に,ほかの記者たちがさっさと電池ケースを見つけてアルカリ乾電池をセットし,電源スイッチを入れてUP300xを起動していた。取扱説明書がなくても,勘に頼って操作すればできるものらしい。ニコンによると,実際の製品版も簡単な使い方ガイドを同梱するだけで,取扱説明書はWeb上で公開するのみという。最近の携帯型電子機器では,ごく一般的な手法だろう。

 ディスプレイにうるさいOデスクが試着。従来のHMDは装着すると目立って違和感がある,あるいは傍から見て怖いと言われることが多かったようだ。今回のUP300xは,表示画面部分が比較的目立たず,ややごつめのヘッドホンに近い印象と感じた。筆者は傍から見ている限り,その場の雰囲気から浮いているとは感じなかった。

 予想外に戸惑ったのが,装着者の表情である。画面がない側の目(Oデスクの場合は右目)は,見えるはずのない画面に焦点を合わせようとしているのか,目が泳いでいるような状態になる。周囲の人からすると,この表情が相当不気味で,思いのほか怖い。ちなみに,この状態のとき本人は画面に集中しているので,周囲の人から奇異な目で見られていることに気付きにくく,自分がどれくらい不気味な表情をしているのかも分からない。