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 ニコンから借りた「UP300x」の使用感をお届けするレポートの第2弾。今回は通勤電車での使用を想定し,地下鉄での使用感についてまとめる(第1弾はこちら)。

 UP300xを使う上での最大のハードル――動画を「ながら視聴」している場合の周囲の人の反応から見ていこう。HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)をしながら外を歩くなんて「恥ずかしくってできないっつーの!」と思ってしまう方も多いことだろう。百聞は一見に如かず。まずはこの写真を見てもらいたい。

 左の写真は,HMDにうるさいN記者に,実際にUP300xを装着し地下鉄に乗ってもらった際に撮影したものである。筆者には,よくある電車内の風景に何の違和感もなく溶け込んでいるように思える。例えば,N記者の隣に座る男性はイヤホンをつけて一心不乱に本を読んでいおり,N記者に何の注意も払っていない。編集部内の一部においてイケメンと呼ばれているN記者ですら,周囲からの関心を集めたくても集められないこの状況である。況衆人乎(いわんや衆人をや)。今時,電車内は他人に興味のない個人スペースの集合体である。ノート・パソコンを広げて仕事に勤しむ会社員,丹念にマスカラを塗るご婦人,床に座り込んで漫画に耽る若者などなど。人さまの邪魔にもならないHMD程度では,他人からの注目は集まらない。

 …と筆者は感じたのだが,こうした状況を説明したところ,他の記者からは「単に見て見ぬフリをされているだけではないのか」という指摘があった。