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 イスラエルPlurality Ltd.は,メニーコア型アーキテクチャのIPコア「HyperCore」の64コア品の提供を開始したことを発表した(pdfの発表資料)。

 今回発表された64コアのHyperCoreは,65nm GPプロセスを使った場合,500MHz駆動で32GIPS/8GFLOPSの性能となる。ハイスピードライブラリを利用し,64のCPUコア,16個の共有FPU及びMACユニットを合計したダイサイズは12平方mm(コアあたり0.19平方mm),消費電力はコアあたり10mWに過ぎない。64のCPUコアと16FPU,それに1Mバイトの共有データキャッシュと64Kバイトの共有命令キャッシュを組み合わせた場合,トータルの消費電力はおよそ3W,ダイサイズは全部あわせて25平方mm(コアあたり0.4平方mm)となる。

 HyperCoreの性能の鍵となるのは,パラレルアプリケーションを効果的に実行するための密結合コアである。このコアは同社が特許を持つハードウエアベースのシンクロナイザ/スケジューラによって管理されている。これによりコアが自分自身を管理するオーバーヘッドやOSの必要性を排除し,ダイナミックロードバランスを高レベルで実現するほか,非常に高速なタスクスイッチングが可能となる。

 64コアのIPパッケージは既に用意できており,顧客の要望があれば直ちに提供可能である。Pluralityはまたトレーニングやサポート,更に顧客の独自の構成にあわせたデザインサービスも提供する。IPパッケージは,キャッシュの有無,及びFPUの有無を選択可能である。FPGAベースの64コアの評価ボードは2009年Q2に,また2009年後半には64コアを搭載したチップも提供予定である。