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 韓国Samsung Electronicsは,デジタルフォトフレーム(DPF)向けに新しいメディアプロセサのシリーズを発表した(発表資料)。今回発表した「S5L2010シリーズ」は,写真表示だけでなく動画再生もできる次世代DPFに必要とされる機能を持つとともに低コスト化も可能とする。2009年1月8~11日に米国ラスベガスで開かれる「2009 International CES」で展示する予定だ。

 S5L2010は,計算処理を助けるハードウエアアクセラレータを搭載する。例えば内蔵されたNANDフラッシュから15MピクセルのJPEGイメージを読み出し,JPEGをデコーディングし,液晶サイズにあわせたスケーリングを行ってから液晶に表示する,という一連の作業に要する時間は3秒未満とされている。これは,競合製品と比較して大幅に高速であると同社は主張している。

 S5L2010を搭載したDPFは,MPEG-1/2/4,Xvid,Motion JPEG,MP3,WMA,OGG,AACといった様々なフォーマットの動画/音声の再生機能を,簡単に追加可能である。これに加えてタッチスクリーン制御用のADCやRTC,バックライト用LEDを駆動するためのPWMドライバ,2chのオーディオ出力用PWM,TV出力,DVB-Tインターフェースなどの回路を内蔵し,SLC/MLC NANDフラッシュからのブートをサポートする事で,部品点数の大幅な削減を可能にする。S5L2010はQFPパッケージで提供される。

 製造には65nm CMOSプロセスを利用し,ARM9コアを内蔵している。対応するLCDはアナログ/デジタルのXGAサイズまでで,主要なメモリカードインタフェース(SD/MMC/SM/MS/CF/xD),USB 2.0 OTG,赤外線入力などをサポートし,リアルタイムOSの動作が可能である。

 S5L2010は既にサンプル出荷を開始しており,量産は2009年第1四半期を予定している。