国内EDAベンダーのTOOLは,同社のEDAツール「OASIS-Utility」を富士通マイクロエレクトロニクスが採用した,と発表した(ニュース・リリース)。OASIS-Utilityは,OASIS形式のマスク・レイアウト・データを扱う複数の機能を備えたツールである。

 OASISは,GDS IIに代わる次世代のマスク・レイアウト形式で,GDS IIに比べてデータ容量が少なくて済むことが最大の特徴である。TOOLによれば,従来のGDS II環境から新しいOASIS環境への移行は本格化していて,その移行を支援する各種機能をまとめて提供できるのがOASIS-Utilityだという。

 例えば,GDS IIファイルとOASISファイル間の相互変換や,OASIS形式データのフォーマット・チェック,セルやエレメントなどの編集や加工,セルの階層展開,フォーマット情報の出力,テキスト・ファイルとの相互変換などの機能を提供する。

 ニュース・リリースには,富士通マイクロの横田昇氏のコメントが紹介されている。「OASISへのデータ移行にともない,そのためのインフラストラクチャの整備を急ピッチで進める必要がある。その際,煩雑な受け入れ検査と処理の高速化がボトルネックとなっている。OASIS-Utilityは,われわれが必要としている検査に対し,様々なチェック機能を備えており,しかも各種検査を高速に実行できる。今回の導入により,OASISデータ受け入れのインフラ整備を加速させられる」(同氏)。