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図1 「Cell TV」の概要
図1 「Cell TV」の概要
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図2 Cell TVの位置づけ
図2 Cell TVの位置づけ
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 東芝は2009年1月7日,ソニーや米IBM Corp.と共同開発したマイクロプロセサ「Cell Broadband Engine(以下Cell)」を搭載するテレビ(「Cell TV」)の試作機を,2009年1月8日から開催される「2009 International CES」に出展することを明らかにした(図1, 英文のニュース・リリース)。2009年中に量産を開始する予定。Cell TVは,「東芝の液晶テレビにおける最高級モデルになる」(米国法人であるToshiba America Consumer Products, L.L.C. TV Group VPのScott Ramirez氏)という(図2)。

 試作機は画面寸法が56型品と55型品の2種類。56型品は,画素数が3840×2160画素の液晶パネルを用いる。同社が開発した超解像処理技術をCell上でリアルタイム処理することで,1920×1080画素のフルHDTV映像を,3840×2160画素の「4K×2K」相当のボヤケのない鮮明な映像にアップコンバートする。55型品はCellを用いて,LEDバックライトの部分制御の精度を高め,現行のLEDバックライト搭載品よりも高画質化を図るとする。

 東芝は2008年10月に,国内で超解像処理技術を備えた液晶テレビ「REGZA」の販売を開始した( Tech-On!の関連記事1)ほか,米国でも製品化を発表したばかりだ( Tech-On!の関連記事2)。これらの液晶テレビは,DVD映像やデジタル・ビデオ・カメラなどで撮影したSDTV映像を,HDTV映像にアップコンバートする際にボヤけのない鮮明な映像を表示できる。Ramirez氏によれば,「超解像技術はフルHDのための技術ではなく,4K×2Kに向けたもの」という。

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