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写真はパナソニックのIP・BDプレーヤ。
写真はパナソニックのIP・BDプレーヤ。
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 「2009 International CES」会場のBlu-ray Disc話で面白いのは,ネットワーク対応が大流行ということだ。韓国LG Electronics Inc.が映画のストリーミング・サービスの米Netflix, Inc.と提携し,同社のサーバーにある1万2000本を超えるコンテンツをBDプレーヤで視聴できるようにした。ソニーも同様のBDプレーヤを展示,パナソニックは「YouTube」や「Amazon Video On Demand」の受信機能をBDプレーヤに内蔵した。

 パッケージ・メディアを再生するプレーヤに,同じような映像コンテンツをストリーミングでも見られる機能が付くというのはどういうことか。

 要素は二つある。一つが,BD-ROMの新機能としてネットワーク接続の「BD-Live」がBDプレーヤに標準装備されてきたこと。BD-Liveは,ゲームやチャットをネットワーク経由で行うサービスである。そのためには,常時BDプレーヤがネットワークに接続していなくてはならない。それなら「ゲームだけでなくコンテンツも来てほしい」と思うようになる。

 もう一つは,テレビのネットワーク接続によって米Yahoo! Inc.や米Google Inc.のコンテンツを見るトレンドが盛んになっていること。しかし,それは“対応テレビ”でないと見られない。「でも……見たい」というユーザーに向けた機能としての側面である。決して,「これからは配信の時代だ」,「Blu-ray Discによるパッケージ視聴は時代遅れだ」という主張からではない。もしそうだとすると,論理的に整合しないからね。物理メディアの良さ,使いやすさ,所有感などは,やはり今後も大事な要素として残っていくだろう。加えて,新たな体験としてネットの世界があるという共存関係ができるのではないか。