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WirelessHDのロゴマーク(1)
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WirelessHDのロゴマーク(2)
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WirelessHDのロゴを使用した屋外看板
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WirelessHDの発信器
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 「WirelessHD Consortium」議長のJohn Marshall氏(米SiBEAM, Inc.の創業者,マーケティング担当副社長)に単独インタビューする機会があった。WirelessHDは高品質の映像と音声を60GHzで伝送する無線技術である。帯域が非常に広いので,1080pを60コマ伝送できる。ここへ来てWirelessHD Consortiumとしての活動も盛んになってきた。「2009 International CES」の展示ブースでは,異なるメーカーの製品(テレビ,アダプタ,チューナなど)の接続の実証もデモンストレーションしている。

 さて,注目はロゴマークが決定したことだ。写真がそのロゴだが,Marshall氏に形やカラーについて尋ねたところ,「これまでたくさんのインタビューを受けましたが,ロゴマークについて聞かれたのは初めてです」(同氏)。

 右の斜めの円形がポイントだ。これは何か。実はこれこそ,WirelessHD技術の根幹の「ビーム・ステアリング技術」を表しているのである。60GHzまで波長が短くなると,光に近い特性になる。直進性が高く,人が横切っただけで電波が遮断されてしまう。そこで,遮断されそうになったら,電波の方向を横の壁に変更して障害物を避ける仕組みだ。

 平面アレイ・アンテナから常に電波は二つ出ている。そのうちの一つがリンク1である。4~5本のアンテナで40Mビット/秒の帯域で,常に部屋中をスキャンしている。レーダーのように監視しており,どの方向の電波が遮断されたかをすぐに判断する。そのデータをリンク2のアンテナ(36本)に伝える。リンク2は,4Gビット/秒の高速で機器と結んでいる。複数のアンテナを使い,機器の方向に向けて電波を出している。電波の断面が楕円形だ。

 遮断の方向情報が来ると,電波の進む方向を,機器と最もうまく結べる向きに瞬時に変えるのである。そうなのである。電波の形には,SiBEAMの愛が反映されているのである。