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図1 VIERA CASTのトップ画面。画面左下にAmazon Video On Demandへのリンクがある。
図1 VIERA CASTのトップ画面。画面左下にAmazon Video On Demandへのリンクがある。
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 パナソニックが「2009 International CES」で発表した米Amazon.com, Incとの提携(関連記事1)(図1)。その背景と狙いをパナソニックに聞いた。

 パナソニックの狙いは大きく二つある。一つは,「Amazon Video On Demand」の豊富なコンテンツ。Amazon Video On Demandが配信するネット向けコンテンツは約4万タイトルと,米国において断トツに多い。これが,パナソニックのテレビ向けネットワーク対応機能「VIERA CAST」で利用できる。ちなみに2番手は,オンラインDVDレンタル大手である米Netflix, Inc.の約1万2000タイトルとなる。

 もう一つが,テレビをネットワークに対応させる技術を標準化する動きに対して,Amazon.com社が大きな影響力を持ち得ることだ。このため,同社は約1年前からAmazon.com社と準備を進めてきた。このほかに大きな影響力を持ちそうな企業として,米Google Inc.とは既に2008年に提携し,同社の動画共有サービス「YouTube」にVIERA CASTを対応させている(関連記事2)。

 また,パナソニックは今回発表したAmazon Video On Demandの動画配信に際して,コンテンツのダウンロードには対応させず,ストリーミング配信のみとした。これは,「米国のユーザー特性を重視したから」(Panasonic Consumer Electronics Company, Division of Panasonic Corporation of North America, New Business Development and Strategic Alliances, Vice PresidentのMerwan Mereby氏)である。Mereby氏によると,「Amazon Video On Demandを使うユーザーの7割以上は,コンテンツのダウンロードとストリーミング配信のうち,後者を選択している。つまり,米国のユーザーはコンテンツを所有することよりも,即座にコンテンツを見られることを重視している」という。

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