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 世界の新興市場で日本製品の評価は下がっていない――。博報堂が2008年5~7月に実施した調査でこうした実態が明らかになった。製品イメージの総合評価で日本製品は欧州製品をおさえ,1位だった。

 中国やベトナム,インド,ロシアなどの14都市で「品質」や「センスの良さ」「個性」など製品イメージに関する6項目について生活者に聞いた。欧州や米国,韓国,中国の製品と比較すると6項目中5項目で日本製品への評価が1位だった。

 中でも日本製品が「高品質」と答えた人は70%に達し,2位の欧州製品(46.9%)を大きく引き離した。「カッコイイ」「個性がある」「楽しい」「価格に見合う価値がある」という評価も3~4割に達した。ただ,「活気や勢いを感じる」と答えた人は35.5%で,最も多かった韓国製品の41.5%に及ばず2位。新興国で積極的な広告展開などブランド戦略を打つ韓国メーカーの勢いを裏付けた。

 「質がよいと思う日本製品」の1位は「デジカメ」。28.6%が品質が高いと答えた。2位,3位はそれぞれ「白モノ家電」(28.5%),「大型薄型テレビ」(25.8%)と家電メーカーの製品が上位を占めた。特にベトナム(ホーチミン市)で「品質がよい」と答える人が多く,デジカメ,白モノ家電,薄型テレビでほぼ6~7割に達した。

 調査対象は世帯収入が中上位層の15~54歳の男女で,各都市500~800人に面接形式で聞いた。製品分野は,家電や自動車に加え,日用品や食品,サービスなど。14都市は,上海,北京,香港,台北,ソウル,シンガポール,バンコク,ジャカルタ,クアラルンプール,マニラ,ホーチミン,デリー,ムンバイ,モスクワ。

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