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 韓国LG Display Co., Ltd.の2008年10月~12月期決算は赤字に転落した(発表資料)。売上高は前年同期比4%減の4兆1560億ウォン,営業損失は2880億ウォンである。なお,前期は営業損益ベースで2540億ウォンの黒字,前年同期は8690億ウォンの黒字だった。純損失は6840億ウォン。純損失には,液晶パネルに関する独占禁止法違反で米司法省に支払う4億米ドルが含まれている(Tech-On!関連記事1)。

 液晶パネルの出荷面積は386万m2で前期の実績を5%上回った。売上高の用途別内訳は,テレビ向けが57%,デスクトップ・パソコン用モニタ向けが20%,ノート・パソコン向けが18%,携帯機器向けが5%となっている。

 液晶パネルの1m2あたりの平均販売価格は766米ドルで,前期の平均から23%低下した。一方,売上原価は前期に比べ,1m2あたり7%低減したという。同社は在庫レベルを低く保つために生産調整をかけており,10月~12月期の工場稼働率は平均で80%となった。

価格は下げ止まりを予測

 LG Display社は,2009年1月~3月期に液晶パネルの出荷面積が前期に比べ1ケタ前半の割合で減少すると予測している。ただし,価格が2008年末時点に比べてさらに下がる可能性は低く,価格が回復する品種もあるとみている。1m2あたりの売上原価は,10%台前半の割合で低減できる見込みという。

 同社は決算発表と同日,携帯機器向け低温ポリシリコン(LTPS)TFT液晶パネルのハイエンド品の韓国工場設立に向け,5770億ウォンを投じることを取締役会で決議した。また,2009年3月13日に開催予定の年次総会において,定款への「太陽光を利用する製品の研究,開発,製造,営業,マーケティング」の追加を提案することを決議した(Tech-On!関連記事2)。