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 Displaybank社の調べによれば,タッチ・センサのうち抵抗膜方式のタッチ・パネルの価格は,2007年第4四半期から2008年第4四半期まででおよそ30%下落する(図4)。具体的には,1cm2当たりの価格が0.33米ドルから0.23米ドルに下がる。この2008年第4四半期の価格を単純に1インチ当たりに換算すると0.7米ドル。携帯電話機などに搭載する3インチ程度の画面サイズなら約2米ドルである。

図4 低価格化のペースは年20%以上 タッチ・センサの価格が下がっている。Displaybank社の調べによれば,2007年第4四半期から2008年第4半期までで,抵抗膜方式は1cm2当たり0.33米ドルから0.23米ドルと,30%近く下落する。静電容量方式(投影型)も1cm2当たり0.6米ドルから0.47米ドルと23%程度安くなる。単純に換算すると,2008年第4四半期には,抵抗膜方式は1インチ当たり約0.7米ドル,静電容量方式は1インチ当たり1.4米ドルとなる。いずれもパネル・モジュールの価格である。抵抗膜方式は専用の制御ICを含まないが,静電容量方式は制御ICを含む。
図4 低価格化のペースは年20%以上 タッチ・センサの価格が下がっている。Displaybank社の調べによれば,2007年第4四半期から2008年第4半期までで,抵抗膜方式は1cm2当たり0.33米ドルから0.23米ドルと,30%近く下落する。静電容量方式(投影型)も1cm2当たり0.6米ドルから0.47米ドルと23%程度安くなる。単純に換算すると,2008年第4四半期には,抵抗膜方式は1インチ当たり約0.7米ドル,静電容量方式は1インチ当たり1.4米ドルとなる。いずれもパネル・モジュールの価格である。抵抗膜方式は専用の制御ICを含まないが,静電容量方式は制御ICを含む。 (画像のクリックで拡大)

 一方,静電容量方式のタッチ・パネル(投影型)も同時期に23%下落する。2008年第4四半期の時点で,1インチ当たりの価格は抵抗膜方式の約2倍の1.4米ドルになる。2007年第4四半期には,1インチ換算で1.8米ドルだった。従来は高価で採用しにくかった静電容量方式が導入しやすくなる。

 今後の価格下落のペースについては,いくつかの見方があるが,これまで以上のペースで下がっていく可能性もある。台湾のタッチ・パネル大手のJTOUCH Corp.,Chairman & CEOの葉裕洲氏によれば,2008年5月の時点でタッチ・センサは供給過多の状態にあるという注2)。具体的には「当社を含む台湾メーカーは,全部で月産2200万個の能力を持つが,需要のほうがはるかに上回っている」(同氏)注3)。さらに,市場の急成長に合わせて価格攻勢を強めてくるメーカーもあるだろう。こうした要因によって,価格の下落ペースが速まる可能性は十分にある。

注2) 2007年はタッチ・パネルを製造する上で欠かせないITOフィルムが不足したが,2008年はITOフィルム・メーカーが増産に動いているので,「ITOフィルムの供給不足の恐れはほとんどない」 と,多くの業界関係者はみている。

注3) JTOUCH社は,2008年6月には稼働率を80%にまで引き上げる計画だ。