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 FPD関連の市場調査を手掛ける米DisplaySearch社は,地球環境に配慮する動きがFPD業界に広がっているとの調査結果を報告した。同社の調べによれば,2008年のFPD(液晶パネル,PDP,有機ELパネル)出荷金額の20%が「グリーン」な(環境に配慮した)製品だったという。同社はさらにこの割合が2011年に50%を超え,2012年に70%へ,2014年には100%へ上昇すると予測している。

 DisplaySearch社が「グリーン」と定義するFPDは,以下の要件のうち1つ以上を満たしたもの。(1)環境に配慮した部材を用いていること,(2)消費電力を低減するために新たな部品や技術を採用していること,(3)環境規制に対応していること,(4)製造過程で使う材料やエネルギーを低減していること,(5)製品使用後にリサイクルできること,(6)製品デザインや梱包材料・方法に環境への配慮がコンセプトとして取り入れられていること。

環境配慮型FPDの発展(出典:DisplaySearch)
環境配慮型FPDの発展(出典:DisplaySearch) (画像のクリックで拡大)

 DisplaySearch社Vice PresidentのDavid Hsieh氏は「省エネは,世界経済の減速に関係なく,全世界的にホットなテーマ」と述べる。同社は環境配慮型のFPDが伸びる背景として,以下の4つを挙げた。(1)RoHS指令EuP指令といった環境規制への対応,(2)環境配慮のための技術改良が結果的にはコスト削減につながること,(3)企業の社会的責任,(4)将来発生しうる損害賠償や顧客からのクレームに対する備え。