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 DRAMメーカーの台湾Nanya Technology Corp.は,2008年10月~12月期の業績を発表した。売上高は前年同期比41%減の61億3400万台湾ドル,営業損失は64億7600万台湾ドル,純損失は103億8500万台湾ドルだった。営業損失,純損失ともに前期や前年同期から悪化している。2008年通期では売上高が前年比31%減の363億1200万台湾ドル,営業損失は245億5300万台湾ドルとなった。

 2008年10月~12月期の同社のDRAM出荷数量は前年同期比35%増だったが,平均販売単価は57%下落した。2008年通期では出荷数量が前年比57%増で,平均販売単価は同54%低下している。

 Nanya社は,同社の2009年のDRAM出荷数量が前年比で37%増加すると予測した。2007年の53%,2008年の57%に比べて成長率が縮小する見込み。同社は2007年に470億台湾ドル,2008年に120億台湾ドルの設備投資を行ってきたが,2009年分は「TBD(to be determined:検討中)」とした。設計プロセスの微細化については,2009年1月~3月期に68nmプロセスへの移行を進め,同4月~6月期は50nmプロセスの試作ラインを稼働させるとする。

 2009年のDRAMの世界市場に関して同社は,ネットブックの台頭が影響して電子機器1台当たりのDRAM搭載数の伸びが鈍ると予測。2009年の搭載数の成長率は30%を切るとした。業界全体の設備投資額は前年比55%減,ビット換算の出荷数量は30%増と予測する。メーカー各社の生産調整によって供給量が減るため,2009年1月~3月期は価格が回復するとNanya社はみている。