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 カワサキプラントシステムズ(本社神戸市)は,川崎重工業と共同開発した小水力発電システム「リング水車」を発売する。インライン型プロペラ水車を使い,永久磁石型同期発電機により発電するもの。出力が20k~500kWの機種をラインアップし,落差は5~30m,流量は0.14~2.8m3/sに対応する。工場やプラント,浄水場,河川維持放流・利水放流を行っているダムでの使用に向く。

 永久磁石を水車(ランナ)に埋め込むことで,水車と発電機を一体構造とした。これにより,従来のインライン型水車比で半分以下の大きさを実現。これまで導入が難しかった狭い配管スペースにも設置できる。

 水潤滑軸受を採用したため固体接触が生じず,騒音や振動が少ない。減圧弁や流量調整弁の代わりに新製品を導入すれば,周辺への騒音を大幅に低減できるという。同軸受は発電用水流の圧力だけで水車の回転を支えるため,オイルを使用しない。このため水質に影響を与えず,オイル補充やベルト交換などの日常メンテナンスが不要だ。

 なお,既に同社は,兵庫県内の多目的ダムで実証試験を行っており,所期の目標を満たす性能を確認したという。