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 富士通クオリティ・ラボは,中国の電気・電子部品のサプライヤーに対する品質監査や環境監査を行う新会社を,中国の江蘇省蘇州市に設立したと発表した(発表資料)。会社名は「富士通総合質量技術(蘇州)有限公司」。中国のサプライヤーから電気・電子部品を調達している日本のセット・メーカー向けに,製品検査や信頼性評価,故障解析といった品質保証サービスと,環境分析やRoHS規制関連分析などの環境保証サービスを提供する。同一サプライヤーへの監査業務を一括して行えるため,現在,日本のセット・メーカーが個々に行っている品質監査業務や環境監査業務を大幅に効率化できるとする。

 設立日は2009年1月7日。同日にサービスの提供を開始した。資本金は100万米ドル。富士通クオリティ・ラボが100%出資する。

 富士通クオリティ・ラボによれば,中国製部品の採用が高まる中で,製品品質の確保のために,部品レベルでの品質評価や材料分析,サプライヤーに対する品質監査が欠かせなくなっているという。しかし,特にサプライヤーに対する現地での品質監査業務が,セット・メーカーの大きな負担になっていた。

 さらに,富士通クオリティ・ラボは,中国の国内メーカーに対して品質検証や故障解析,品質改善コンサルティングなどを行う試験所を,中国の「無錫出入境検験検疫局」と同局の「江蘇出入境検験検疫局機電製品検査センター」と共同で設立することで,2008年9月に基本合意したと発表した。無錫出入境検験検疫局は,中国の国内メーカーが輸出入する製品の品質検査などを行っている政府系強制検査機関。富士通クオリティ・ラボは,共同試験所を通じて,日系企業を含めた中国国内の電気・電子製品メーカーの品質および信頼性向上に向けた支援を行うとしている。