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TFT液晶パネル用偏光板の世界市場規模予測
TFT液晶パネル用偏光板の世界市場規模予測
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2008年第4四半期の偏光板の出荷面積シェア
2008年第4四半期の偏光板の出荷面積シェア
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 FPD分野の市場調査を手掛ける米DisplaySearch社は,TFT液晶パネルの偏光板の世界市場規模が2009年は前年実績を割り込むとの予測を発表した。偏光板の世界売上高が前年実績を下回るのは,同社が調査を開始してから初めてのことという。

 2009年のTFT液晶パネル向け偏光板の世界売上高は前年比1%減の57億1000万米ドルになる見込み。この市場停滞は,液晶パネル・メーカーの生産調整と値下げ要求によるものという。台湾や中国の液晶パネル・メーカーの著しい生産調整を受け,偏光板の需要は2008年第3四半期(7月~9月)の終わりごろに急激に減退。偏光板メーカー各社の第4四半期(10月~12月)の工場稼働率は50%程度まで落ち込んだという。2009年は偏光板メーカーの競争がますます激化し,出荷量が伸びても売上高が減少するとDisplaySearch社は予測する。

 2008年第4四半期の偏光板の出荷面積シェアは,日東電工が28%で首位を維持した。ただし,第3四半期に比べるとシェアは3ポイント低下している。2位の韓国LG Chemical Ltd.は台湾メーカーの液晶テレビ向けが伸びてシェアを前期比で4.6ポイント拡大し,25%とした。3位の住友化学もシェアを20%台に乗せた。主要パネル・メーカーのほとんどがノート・パソコンや液晶テレビ向けで同社の偏光板を採用しているという。