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 韓国LG Electronics, Inc.の2008年10月~12月期決算は増収減益だった(発表資料)。連結売上高は前年同期比22.5%増の13兆3700億ウォン,営業利益は同73.7%減の1000億ウォンである。薄型テレビや携帯電話機の売り上げが拡大したが,すべての事業分野で利益率が低下している。

 テレビやPDPモジュールを扱うDigital Display部門は増収ながら赤字が拡大した。売上高は前年同期比16.4%増の4兆6170億ウォン,営業損失は前年同期の110億ウォンに対して140億ウォンとなった。液晶テレビの売上高は前年同期比57%増と大きく伸びた。一方で,プラズマ・テレビは同6%減となり,PDPモジュールの売上高も同44%減となった。薄型テレビの出荷台数は前年同期比35%増の432万6000台。ただし,価格は著しく低下しているという。2009年の薄型テレビの世界市場は,世界的な景気減速の影響を受けるものの,新興市場での小型機/低価格機の需要増が見込めるため,2008年並みの需要規模が期待できるとLG Electronics社は予測している。

 携帯電話機やパソコンを扱うMobile Communication部門の売上高は前年同期比34.6%増の4兆4870億ウォン,営業利益は同34.8%減の1760億ウォンだった。携帯電話機の出荷台数は前年同期比8%増の2570万台。北米向けは停滞したものの,インドを中心とするアジア向けが伸びたという。LG Electronics社は,2009年の世界市場規模は縮小するとみており,市況に応じて生産調整をしながら引き続きシェア拡大を目指すとした。注力分野としてスマートフォンおよび低価格帯の普及機を挙げる。

 冷蔵庫や洗濯機,エアコンなどを扱うDigital Appliance部門の売上高は前年同期比20.1%増の2兆9710億ウォンだった。韓国内でキムチ用冷蔵庫の売り上げが好調だったという。ただし,全般に価格競争が激化したため,営業損益は前年同期の1070億ウォンの黒字に対して620億ウォンの赤字となった。