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今回の実証の特徴
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 NTTドコモは,直流給電に対応したサーバー設備や高効率な空調設備などの早期導入を図るため,検証用データ・センター「立川ICTエコロジーセンター」を構築し,実用化に向けた検証を2009年2月から開始すると発表した。

 同センターでは,NTTドコモが商用ネットワークを構築する上で導入予定のサーバー機や空調設備,電力設備などを実際に使用し,検証環境において50%のCO2排出量の削減を目指す。

 具体的には,商用ネットワークに適用予定のサーバー機を用いて開発環境を構築し,iモードセンターと接続して検証を実施する。サーバー機には,-48Vの直流で給電可能な直流ブレード・サーバーを採用し,機器ごとに省エネルギー効果を計測可能な電力計測装置を設置する。従来の交流給電システムから直流給電システムに変更することで,交流から直流,もしくは直流から交流といったAC-DC変換の数を3回から1回に減らせるため,省エネルギー効果が高まるとしている。

 空調設備については,サーバーの近くから冷却する部分空調方式を採用するほか,サーバーの廃熱と空調からの冷風を完全に分離して効率的な気流を実現できるNTTファシリティーズの「アイルキャッピング」を導入する。

 NTTグループでは「NTTグループ・エコロジー・プログラム21」に沿って,グループ全体の省エネルギー化の取り組みとして進めている。今回のNTTドコモの取り組みについては,空調や電力設備の開発・設計から保守を手掛けるNTTファシリティーズと共同で実施する。

 NTTドコモでは今後,直流対応の情報通信機器の導入をはじめ,これらの機器と空調設備の連係制御による省エネルギー化,情報通信機器の消費電力の抑制などに対する実用化検証を継続的に実施し,iモードセンターおよび社内系のシステムに適用していくとしている。

変換回数が減る直流給電システム
変換回数が減る直流給電システム
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効率的な気流設計が可能な「アイルキャッピング」
効率的な気流設計が可能な「アイルキャッピング」
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