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 右側は,目もくらむほど下の谷底へ続く急斜面。左に迫った山肌との間に,ようやく一台分の幅を確保した山道のまっただ中。目的地まで1kmに迫り,もうすぐ緊張感から解かれるとの期待に反して,目の前に現れたのは巨大なショベルカーでした。どうやら土砂崩れがあったようです。どうあがいても,それ以上先へは行けません。途方に暮れて訪問先に電話してみると,一言「それ,道が違いますよ」。

 先日,四国の山中をレンタカーで走る機会に恵まれました。運転下手を自認する筆者にとって,かつて経験したことがない過酷な道が続きます。もちろん初めて通る場所。頼みはカーナビのみでした。ところが,このカーナビが使えない。音声の指示が出なかったため道を間違え,ほうほうの体で急斜面の登り口まで戻り,ようやく案内通りの道路に乗ったと安心したのも束の間。見る見るうちに細く急になった山道の行き止まりで,ただでさえ苦手なバックの腕前を試されることになろうとは,よもや思いませんでした。幸い,近くに切り返しが可能な場所があり大事には至りませんでしたが,少しでもハンドル捌きを間違えていたら,今頃は呑気に原稿など書いていられなかったかもしれません。

 恐らく,このカーナビは少々時代遅れのものだったのでしょう。挙動から判断するに,目的地への道路がちゃんと地図に反映されていなかったり,経路の探索アルゴリズムに難があったりしたのだと思います。もちろん,メーカーはその時々の最善を尽くして製品を作っているのでしょうが,1ユーザーとしては「こんな未熟な製品をつかまされたのではたまらない」というのが正直な感想。しばらくカーナビは使いたくない気分です。

 以前も書きましたが,Tech-On!ではユーザー・インタフェースの改良に取り組んでいます。読みたい記事に,なるべく早くたどり着けるようにするのが目的です。今回から,読者が「参考になった」と評価してくれた記事のランキングを入れたのもその一環。この記事の下に,前後の週のランキングや「目次」へのリンクを設けたのも,同様な狙いからです。それでも,まだまだ改善の余地があることは否めません。ひょっとすると今回の工夫も,「余計なお世話」ととられてしまうかも。「望みの記事にちっともたどり着けないよ」とお嘆きの方は,下のコメント欄などを通じて,ぜひご意見をお寄せ下さい。

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