米Atmel社は,ARM926EJ-SベースのMPUである「AT91SAM9」向けのMicrosoft Windows Embedded用BSP(ボード・サポート・パッケージ)の無償提供を開始した(発表資料)。Windows Embedded CE 5.0,及びWindows Embedded CE 6.0 R2用のBSPは,Adeneo社により開発され,現在はAtmelがサポートしているもの。これを無償で提供することで,AtemlのARM9ベースの製品がWindows Embeddedでより利用しやすくなる。

 BSPはそれぞれのWindows Embeddedを開発ボード上で動かすために必要なソフトウエア群が含まれる。具体的にはブートローラ,開発ボード用のHAL,デバイスドライバ,,ランタイムイメージの構成ツールなどが含まれる。ターゲットデバイス上で動作するアプリケーションを,デバイスと切り離して開発できるようになり、開発性向上に貢献する。また,ある特定のハードウエア上で動いているアプリケーションを,別のハードウエアに移植することも容易になる。

 Webサイトからは,BSPに加えてBSPのソースや様々なドキュメントも入手できる。この中にはデモやソースの利用/改変方法,BSPを使ってのアプリケーション構築方法なども含まれる。また,Windows Embeddedを利用する際に必要となるツール類も同様に入手できる。

 今回のBSPがサポートする対象は,AT91RM9200,AT91SAM9260,AT91SAM9261,AT92SAM9263,AT91SAM9G20の5製品である。AT91SAM9RL64向けのBSPは1カ月以内に提供予定であり,またその他のAT91SAM9ファミリー向けのBSPも公開を予定している。