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 信じられないほど,景気の悪いニュースが続いています。その中で飛び込んできたビッグニュースが,東芝NECエレクトロニクス,富士通の各社による半導体業界再編の話題です。ひょっとすると,3社の論理LSI事業が統合というところまで,一挙に話が進むのかもしれません。

 この動きを耳にして,「ようやく」との感想を持ったのは筆者だけでしょうか。何よりも数がモノをいう半導体業界の中で,必ずしも強いとは言えない日本メーカーの論理LSI事業は,何らかの形で統合すべきと随分昔から言われてきました。特に,各社の製造部門をまとめて「共同ファブ」を設立し,世界で勝負しようという構想は何度も浮かんでは消えています。それにも関わらず,各社は基本的に独自で生き残りを探ってきました。今回の大不況を受けて,ようやく重い腰を上げたように見えます。

 日本メーカーの論理LSI事業が早晩現在のような状況に陥ることは,多くの業界関係者がおぼろげに予感していたのではないでしょうか。少なくとも外野から見ている限りは,単独での生き残りを主張する各社の根拠に,納得がいかないことがしばしばありました。歴史に「もしも」はありませんし,本当に統合が進むのかどうかも不明です。それでも,「もう少し早い時点で決断できなかったものか」との思いを禁じ得ません。

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