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 調査会社の米In-Stat Groupは,SSD(solid state drives)とデジタル・ビデオ・カメラに向けたNANDフラッシュ・メモリの売上高が,2012年まで年平均100%以上の伸びで成長するとの見通しを発表した(発表資料)。この伸びは,他の用途に向けたNANDフラッシュ・メモリ市場の不振を吸収し,2007~2012年までのNANDフラッシュ・メモリ全体の世界売上高を,年平均29.7%で成長させる見込みという。同社が予測する2012年のNANDフラッシュ・メモリの世界売上高は610億米ドルである。

 現在,NANDフラッシュ・メモリの用途の上位四つは,(1)MP3プレーヤーおよび携帯型メディア・プレーヤー,(2)携帯電話機,(3)メモリ・カード,(4)USBメモリである。「今後2年間は,この四つの用途が市場の80%以上を占めるだろう。しかし,2012年までにその割合は70%程度に減少し,その代わりにSSDとデジタル・ビデオ・カメラ向けが成長する」とIn-Stat社は予測する。

 なお,2007年度におけるNANDフラッシュ・メモリ市場のメーカー別シェアを見ると,上位メーカーである韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.と東芝,韓国Hynix Semiconductor Inc.はいずれもシェアを縮小した。一方,3社よりもシェアの小さい米Micron Technology Inc.と米Intel Corp.はシェアを拡大したという。