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 韓国Samsung SDI Co., Ltd.が1月29日に発表した2008年第4四半期(10~12月期)の連結基準の売上高は1兆4592億ウォン,営業利益は512億ウォン,純損失は389億ウォンだった。対前期比では,売上高は-212億ウォン(-1.4 %),営業利益は-289億ウォン(-36 %),純利益は-977億ウォン(赤字幅の削減)とマイナスだった。

MD部門を切り離し通期で黒字回復

 同社は,2008年9月にMobile Display部門を分離した。同部門を除くSamsung SDIの2008年通期では,連結で売上高5兆3028億ウォン,営業利益1330億ウォン,純利益389億ウォンとなった。これを2007年と比較すると,売上高は+1兆3703億ウォン(+35%),営業利益は+6712億ウォン(黒字転換),純利益+6311億ウォン(黒字転換)だった。

PDP部門も順調

 2008年の実績に貢献したのは,電池事業部門やPDP部門である。PDP事業部門は, 2008年に前年比39%増の430万台を販売,売上高は前年比37%増の2兆170億ウォンを記録した。Samsung Electronicsとの統合経営によるシナジー効果と,シングル・スキャンでコスト競争力のあるフルHDの50型,58型,63型のパネルがコスト競争力を確保した。

 2008年第4四半期は,売上台数が対前期比-17%の100万台だった。しかし,大型機種の販売により,売上高-約3%の5350億ウォンだった。2009年は50型以上の大型機種の需要が17%以上増えると予想し,第1四半期に,メキシコに続いてハンガリーの事業所でもPDPモジュールのラインとテレビ・セットのラインを統合する計画である。

CRT事業部門

 CRT事業部門は, 2008年の売上台数が対前年比-960万台の2990万台だった。2009年にはさらにCRTの需要が減少するが,主力の21型の比率を59%から65%に伸ばし,選択と集中を実施する。特に,BRICs市場向けの薄型CRT「Vixlim」の比重を拡大する。

電池事業の売上高が前年比倍増

 電池事業部門は,2次電池で前年比27%増の4億7600万個を販売し,売上高は1兆8155億ウォンで前年のほぼ2倍近く増加した。2次電池は2000年に市場参入し,Liイオン電池では現在,世界シェア17.1%で第2位を占める。

 10~12月期のLiイオン電池は売上高5410億ウォン(対前期比2%増)で,四半期ベースでは過去最高の売上高を更新した。ただし,景気低迷を受けて,販売個数は前期比-18%の1億1100万個だった。2009年は,2008年比22%増の5億7900万個の販売目標を立てた。

 このほか,UPS(無停電電源)や中大型Liイオン電池事業,燃料電池,太陽光エネルギーの開発でも成果を出す予定とする。