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図1◎富士重工業の実験車両。他社と同様に、車車間通信の車載器を搭載するが、ドライバーへの表示の伝え方はメーカーで異なる。
図1◎富士重工業の実験車両。他社と同様に、車車間通信の車載器を搭載するが、ドライバーへの表示の伝え方はメーカーで異なる。
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 国土交通省が2009年1月末に開催した車車間通信の実証実験では、自動車メーカーごとに、ドライバーへの注意喚起のインタフェースが異なる。

 富士重工業と三菱自動車は、車車間通信で、衝突の可能性が高いとシステムが判断した場合、専用のモニターでドライバーに注意を喚起するシステムを採用した。ホンダや日産自動車、マツダが、カーナビの画面上で警告するのとは異なる。カーナビの画面を用いる場合と比べて、ドライバーは少ない視線移動量でモニターを確認できるメリットがある。

 富士重工業のシステムは、専用モニターの色が通常は青色だ。接近車があり、衝突の可能性が高い場合は、この表示が黄色に変わり、出合い頭や右折など衝突の状況に応じたアイコンを表示する。さらに、カーナビの画面では、車車間通信の車載器を搭載した車両が表示されており、相手車両の色も通常は青色の▲マークだが、衝突の危険性が高まると黄色に変わる。「通常は専用画面を見て、さらに相手の位置を確認したい場合にカーナビの画面を見てもらう」(富士重工)という。

 一方の三菱自動車のシステムは、専用のモニターを用いるが、通常はE(東)やW(西)などの方位を表示する。次に、車車間通信の車載器を搭載したクルマを検知すると、検知したことを示すマークを表示する。衝突の危険性が高まると、出合い頭の事故や、右折時の反対車線の直進車両との衝突、など想定される状況をアイコンで表示する。富士重工と違って、カーナビの画面には、車車間通信するクルマを表示しないというのが異なる。「カーナビに依存しないシステムに仕上げたかった。あくまでも専用モニターで状況を判断できるように簡素化した」(三菱自動車)。

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図2◎カーナビの上に、専用のモニターを搭載する。接近車がない場合は、モニターの色は青。ドライバーはカーナビを見なくても、少ない視線移動量で、青色を認識できる。
図2◎カーナビの上に、専用のモニターを搭載する。接近車がない場合は、モニターの色は青。ドライバーはカーナビを見なくても、少ない視線移動量で、青色を認識できる。
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図3◎接近車がある場合には、専用モニターの色が黄色になり、相手車両のタイプや想定する事故のタイプに合わせたアイコンを表示する。
図3◎接近車がある場合には、専用モニターの色が黄色になり、相手車両のタイプや想定する事故のタイプに合わせたアイコンを表示する。
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図4◎三菱自動車の実験車両。カーナビの上側に専用モニターを搭載する。
図4◎三菱自動車の実験車両。カーナビの上側に専用モニターを搭載する。
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図5◎衝突の危険性が高い場合は、モニター上にアイコンを表示する。写真は、交差点での右折時に反対車線から二輪車が走行していることを示す場合の警告例。
図5◎衝突の危険性が高い場合は、モニター上にアイコンを表示する。写真は、交差点での右折時に反対車線から二輪車が走行していることを示す場合の警告例。
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図6◎右折時に、反対車線からの直進車がある場合の警告。
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図7◎車車間通信の車載器を搭載した車両が周囲にない場合は、専用モニターで方位(EやW)を示す。
図7◎車車間通信の車載器を搭載した車両が周囲にない場合は、専用モニターで方位(EやW)を示す。
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図8◎車載器を搭載した車両を検知すると、IVCの文字を表示する。衝突の危険性がない場合は、この表示が続く。
図8◎車載器を搭載した車両を検知すると、IVCの文字を表示する。衝突の危険性がない場合は、この表示が続く。
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