Dennis Brophy氏 日経BPが撮影。
Dennis Brophy氏 日経BPが撮影。
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Accelleraの主な活動履歴と2009年の見込み Accelleraのデータ。
Accelleraの主な活動履歴と2009年の見込み Accelleraのデータ。
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 IEEE標準につながるEDA関係の各種規格を策定している米Accelleraに,EDS Fair2009(1月22日と23日にパシフィコ横浜で開催)の会場で話を聞いた。話をしたのは,AccelleraのVice ChairmanのDennis Brophy氏である。

 同氏は,まず,Accelleraで策定した各種規格がIEEE標準になるように活動していること,さらにそのIEEE標準がIEC(International Electrotechnical Commission)標準になっていくことを説明した。その意味でAccelleraはIEEE標準だけではなく,IEC標準にも寄与している,とした。

 Accellraが策定した規格のうち,今後の比較的早い時期にIEEE標準になりそうのが,パワー・フォーマットのUPF(Unified Power Format,現在はIEEE P 1801)と,オンチップ・テスト・インタフェース規格のOCI(Open Compression Interface,現在はIEEE P 1450.6.1)である。これらは,当初,2008年中に「PAR」が無くなる予定だったが(Tech-On!関連記事),承認投票が2回行われるなので,標準化が遅れているものの,今年の早い時期にはIEEE標準になる見込みだという。

 UPFとOCIが収穫期の規格とすると,種蒔き期にある規格としてBrophy氏が紹介したのが,UCI(Unified Coverage Interoperability)とVIP(Verification Intellectual Property)である。UCIはカバレッジ・データの規格で,2009年中にAccellera内で最初の承認投票が行われる予定である。

 VIPは検証用IPの規格で,2008年に立ち上がった。まずは,「OVMとVMM間のインタオペラビリティを取りたい」(Brophy氏)。OVMはSystemVerilogのテストベンチ記述手法で,米Cadence Design Systems, Inc.と米Mentor Graphics Corp.が共同で策定したもの。VMMもSystemVerilogのテストベンチ記述手法で,こちらは米Synopsys, Inc.と英ARM Ltd.が共同で策定したものである。

 このほか,Verilog-AMSとSystemVerilog-AMSの関係について,Brophy氏が説明した。それによると,SystemVerilog-AMSを検討する組織が2009年にIEEE内にできて,そこでVerilog-AMSのSystemVerilog-AMS化が具体化するとの見通しを示した。