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2008年10月〜12月期のPDP世界売上高シェア
2008年10月〜12月期のPDP世界売上高シェア
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 FPD関連の市場調査を手掛ける米DisplaySearch社は,2008年10月~12月期のPDPの世界出荷枚数が前年同期比12%減の380万枚になったとの調査結果を発表した。PDPは過去数四半期にわたって新興市場での32型品の需要増などで出荷数量を伸ばしており,前年実績を割り込むのは2007年4月~6月期以来という。金額ベースでも前年同期から21%落ち込んだ。

 メーカー別の動向では,パナソニックが唯一,前年同期比で出荷数量を増やした。前年同期比の成長率はわずか1%ながら,競合他社の出荷が減ったため,出荷枚数シェアは47%に拡大した。売上高シェアも2008年7月~9月期の40%から50%へ拡大した。2位は韓国Samsung SDI Co., Ltd.で,数量シェア,金額シェアともに26%となっている。

1080p対応品は過去最多

 全体の出荷量は落ち込んだものの,1080p対応品の出荷数量は,2008年10月~12月期に過去最高を記録した。96万枚を出荷し,全体の25%を占めた。1080p対応品ではパナソニックが数量シェアで78%を握り,2位のSamsung SDI社(12%)に大差をつけている。

 画面サイズ別の出荷数量シェアは,50型が減少(27%),42型が増加(53%)。32型の出荷枚数は同型の液晶パネルの価格下落に押され,ピーク時(2008年1月~3月期)の53万8000枚に対し,わずか26万枚にとどまった。

2009年は前年割れと予測

 2008年通期の出荷枚数は前年比26%増の1510万枚,売上高は同6%増だった。出荷枚数シェアはパナソニックが36%,Samsung SDI社が29%,韓国LG Electronics, Inc.が27%となった。2009年上期にパイオニアと日立製作所が撤退すれば,PDPの主要メーカーは3社に絞られる。

 DisplaySearch社は今後の市況に関して「景気減退を受けて現在はどのメーカーも生産調整に入っている。液晶パネルの価格下落や50型拡充の傾向もあり,2009年にPDPの出荷数量や売上高が伸びるとは考えにくい」と予測する。