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図1 パナソニックの薄型テレビ「VIERA」の新製品。会場では発表済みの「C」シリーズと「X」シリーズも展示されていた
図1 パナソニックの薄型テレビ「VIERA」の新製品。会場では発表済みの「C」シリーズと「X」シリーズも展示されていた
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図2 会場にはCMキャラクターである女優の小雪さんと綾瀬はるかさんが登場
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図3 「Z」シリーズは厚さが24.7mm(約1インチ)。なお,「V」シリーズはPDPテレビと液晶テレビともに最薄約2インチ
図3 「Z」シリーズは厚さが24.7mm(約1インチ)。なお,「V」シリーズはPDPテレビと液晶テレビともに最薄約2インチ
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図4 無線伝送ユニット(送信部)
図4 無線伝送ユニット(送信部)
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図5 無線伝送ユニット(受信部)
図5 無線伝送ユニット(受信部)
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図6 発光効率を2007年品比で約2倍に高めたPDPを搭載。パナソニックはこのパネルを「ネオ・プラズマパネル」と呼ぶ
図6 発光効率を2007年品比で約2倍に高めたPDPを搭載。パナソニックはこのパネルを「ネオ・プラズマパネル」と呼ぶ
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図7 動画解像度1080本を実現
図7 動画解像度1080本を実現
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図8 Zシリーズに搭載する「RFリモコン」
図8 Zシリーズに搭載する「RFリモコン」
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図9 液晶テレビは動画解像度900本を実現
図9 液晶テレビは動画解像度900本を実現
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 パナソニックは,PDPテレビ/液晶テレビ「VIERA」の新製品13機種を発表した(図1,図2)。中でも厚さ24.7mmのPDPテレビは「WirelessHD」による1080pのHDTV映像の無線伝送機能を備えるなど,「壁張り」や「壁寄せ」などレイアウト・フリーをうたう。

チューナー分離型は厚さが約1インチ

 最上位機種となるZシリーズはPDPテレビのみを展開。画面寸法は54型,50型,46型の3種類。最厚部24.7mm(約1インチ)と薄さをウリにする(図3,ただし46型は最厚部49mm)。「超薄型」をうたう他社の液晶テレビと同様に,表示部(モニター部)とチューナー部を分離した構成を採用した( Tech-On!の関連記事1 Tech-On!の関連記事2 )。表示部とチューナー部はHDMIケーブルで接続する。オプションとして,無線伝送ユニットを提供する(図4,図5)。伝送規格には,パナソニックやソニー,米SiBEAM,Inc.などが策定を進めるWirelessHDを採用しており,1080pのHDTV映像を60GHz帯のミリ波を使って非圧縮で伝送できる。なお,Wireless HDを採用したデジタル機器は「世界初」(パナソニック)となる。

 表示部の厚さ24.7mmを実現するために,PDPを新たに開発した。PDPの前面板の電極幅を広げることで放電領域を拡大したほか,放電ガスや蛍光体材料を変更した(図6)。これらにより,発光効率は同社の2007年品と比べて約2倍に高まったとする。PDPの薄型化に伴う発熱を抑えたほか,電源回路の低背化や高密度実装技術を用いることで薄型化を実現したという。なお,パナソニックは2008年1月に,最厚24.7mmのPDPを開発済みであり,今回はその技術を応用したという( Tech-On!の関連記事3 )。

 搭載するPDPは薄型化だけでなく動画性能やコントラスト比も向上したとする。動画解像度で1080本を実現したほか,コントラスト比は4万対1に高まった。動画解像度は,PDPの発光時間を短くし,1フレームの表示時間を短縮することで実現する(図7)。コントラスト比の向上は,前面板の誘電体層上に「ダイナミックブラックレイヤー」層を形成して予備放電を抑えた。なお,ダイナミックブラックレイヤーを採用したPDPテレビは2008年品に発表しており,コントラスト比3万対1を実現していた( Tech-On!の関連記事4 )。

 Zシリーズはこのほか,リモコン信号の伝送に従来の赤外線ではなく無指向性の電波を利用する「RFリモコン」を搭載する(図8)。無線周波数は2.4GHz帯を利用するが,具体的な伝送規格は「回答できない」(パナソニック)という。なお,RFリモコンを用いた薄型テレビは,2007年8月にソニーが製品化している( Tech-On!の関連記事5 )。

液晶テレビのコントラスト比は2万対1

 VシリーズとGシリーズは,PDPテレビと液晶テレビを提供する。画面寸法はともに,PDPテレビが50型,46型,42型,液晶テレビが37型,32型。PDPテレビが搭載するパネルはZシリーズと同一品である。

 液晶テレビは,バックライト光源であるCCFLを制御して,動画性能とコントラスト比を高めたとする。動画性能については,フレーム数を通常の2倍となる120フレーム/秒で表示(倍速駆動)するほか,バックライト制御により黒挿入を実行して,残像を大幅に低減したという。これにより,動画解像度は900本に高まった(図9)。コントラスト比については,映像信号を解析して,シーンに応じてバックライトの輝度を制御します。暗いシーンでは輝度を最大約1/16に低減して2万対1のコントラスト比を実現した。

リンク機能で省電力化

 パナソニックのBlu-ray Disc(BD)レコーダーなどのデジタル機器との接続機能「VIERA Link」も拡張を図った。BDレコーダー「DIGA」やサラウンド・システムなどをVIERAのリモコンで操作できるだけでなく,接続したデジタル機器を自動で節電できる機能として,新たに「こまめにオフ」機能と「ECOスタンバイ」機能を追加する。

 こまめにオフ機能は,テレビの視聴状態に応じて使用していない接続機器の電源を自動でオフするというもの。例えば,対応するBDレコーダーの映像を見た後に,地上デジタル放送に切り換えると,BDレコーダーの電源を自動でオフする。一方,ECOスタンバイ機能はテレビを見ていない際に,接続するBDレコーダーの待機電力モードを自動で最小に切り換える。

 なお,今回発表の新製品は,2009年3月1日以降に順次発売する予定。価格はすべてオープンで,市場想定価格はZシリーズが54型が70万円前後,50型が60万円前後,46型が55万円前後,Vシリーズは50型が40万円前後,46型が37万円前後,42型が30万円前後,37型が22万円前後,32型が20万円前後,Gシリーズは50型が35万円前後,46型が30万円前後,42型が25万円前後,37型が20万円前後,32型が14万円前後,である。

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