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図1◎衝突試験前の状態。今回は評価用にホンダの3列シート車「フリード」を用意した。前席の運転席側と後席の助手席側にダミーを配置した。
図1◎衝突試験前の状態。今回は評価用にホンダの3列シート車「フリード」を用意した。前席の運転席側と後席の助手席側にダミーを配置した。
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 国土交通省とNASVA(自動車事故対策機構)は2009年2月3日、衝突安全性能を評価する「自動車アセスメント(JNCAP)」の項目として、2009年度に導入を予定する、後席乗員の保護性能試験を公開した。衝突試験時に後席に配置したダミー(評価用の人形)への衝撃を測定することなどで評価する。現在、評価方法の詳細を検討している段階だ。

 JNCAPでは毎年、販売台数の多い新型車を選び、前面衝突(フルラップ、オフセット)と側面衝突の試験を実施している。これまでの試験は、前席のダミーしか評価していなかったが、新しい試験は後席にダミーを配置して評価する。既存の前面オフセット衝突試験時に、後席にもダミーを配置することで、新しい試験に対応する。

 NASVAによると、自動車事故による後席の死者数は2007年で約200名。このうち、シートベルト着用者は26名なのに対し、非着用者は168名という。NASVAは、シートベルトの効果は高いと見ている。後席のシートベルト装着が9割まで高まれば、年間の死亡者を100名程度減らすことが期待できるという。

 既に2008年6月に後席シートベルトの装着が義務化されたこともあり、後席乗員の保護性能を評価することで、衝突安全性を高めたいとの狙いがある。
 

図2◎オフセット前面衝突試験のぶつかる瞬間。固定したアルミハニカムに、64km/hでぶつける。オフセット前面衝突は、アルミハニカムに対して運転席側の40%のエリアがぶつかる。
図2◎オフセット前面衝突試験のぶつかる瞬間。固定したアルミハニカムに、64km/hでぶつける。オフセット前面衝突は、アルミハニカムに対して運転席側の40%のエリアがぶつかる。
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図3◎衝突直後。ぶつかった衝撃で、左側に飛ばされて停止した。エアバッグの作動により、白いガスが車内に充満している。
図3◎衝突直後。ぶつかった衝撃で、左側に飛ばされて停止した。エアバッグの作動により、白いガスが車内に充満している。
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図4◎衝突直後。エンジンルームはつぶれているが、室内空間の変形はほとんど見られない。
図4◎衝突直後。エンジンルームはつぶれているが、室内空間の変形はほとんど見られない。
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図5◎前席のダミー(男性を模擬した、ハイブリッドIIIAM50)は、これまで実施しているオフセット前面衝突試験のためのもので、後席のダミー(女性を模擬した、ハイブリッドIIIAF05)は2009年度に新たに導入を予定している後席乗員保護性能試験用のもの。
図5◎前席のダミー(男性を模擬した、ハイブリッドIIIAM50)は、これまで実施しているオフセット前面衝突試験のためのもので、後席のダミー(女性を模擬した、ハイブリッドIIIAF05)は2009年度に新たに導入を予定している後席乗員保護性能試験用のもの。
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