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 1999年10月1日に,エレクトロニクスショー'99への主要出展者などが展示の概要を相次いで明らかにした。これによると,DVD録画機/フラット・パネル/携帯型音楽プレーヤなど,みどころは多岐にわたりそうだ。

 日立製作所は,ブース内の「DVDワールド」ゾーンで,記録媒体に書き換え可能なDVDディスクを用いたカメラ一体型レコーダや,記録容量4.7Gバイトの次期DVD-RAMディスクを用いた民生用の据置型DVD録画機などを出展する。DVD-RAM装置を搭載した「録画パソコン」なども見せるとみられる。

 松下電器産業は「つながるデジタル---暮らしが変わる」をコンセプトに,4.7GバイトのDVD-RAMディスクを用いたDVD録画機,DVD装置を内蔵する15インチ型の液晶テレビ受像機を展示するほか,小型メモリ・カードの「SDメモリー・カード」を用いた「超小型 SDムービー」や「SD携帯電話」など22点におよぶ将来の応用を示す展示や,携帯型オーディオ・プレーヤなどを見せる。さらに,60インチ型と大きい PDPや,23インチ型の高精細液晶パネル,Liポリマ電池などを展示する。

 三菱電機は,12mmと薄く980gと軽いAV/PC兼用モニタや,ITSシミュレータといったインフラ向け製品などを展示する。

 NECは,発売したばかりの書き換え可能な光ディスクを用いた据置型光ディスク録画機「GigaStation」を展示するほか,大型PDP,MPEG2エンコーダLSI,高精細なカラーTFT液晶パネルなどを目玉に据える。

 日本ビクターは,テープ1本で24時間にわたる録画が可能なD-VHS方式のVTR(LS-3モードに対応)のデモンストレーションなどに力を入れる。さらに「ウェイブレスラジオ」として,音楽配信関連の携帯型オーディオ・プレーヤなどを参考出展する。

 パイオニアは,書き換え可能なDVDディスクの一種である「DVD-RW」をアピールする。片面の記録容量が4.7GバイトのDVD-RWディスクに,テレビ番組などを録画できる民生用DVD-RWレコーダを多数並べてデモンストレーションを展開するという。さらにフルカラーの有機ELパネルなども出展する予定。

 三洋電機は,15インチ型でXGA対応の液晶テレビなどのほか「SSAP」と呼ぶ音楽配信サービス用の携帯型プレーヤなどを展示する。

 シャープのテーマは「液晶デジタルネットワーク社会を拓く」。約26インチ型と大きく,広視野角の液晶テレビを展示する。さらにBSディジタル・テレビ放送をにらみ,IrDAやIEEE1394インタフェースを搭載したホーム・サーバの試作機や液晶モニタ付きのリモコンなどを展示する。

 ソニーは機器を「つなぐ」ことで生まれる新しい楽しみ方をキーワードに展開する。発表したばかりの携帯型オーディオ・プレーヤ「メモリースティック ウォークマン」を出展するほか,記録容量650Mバイトの「MD DATA2」ディスクに映像を記録できる試作機「MD DISCAM」(仮称)などを公開する。家庭内ネットワーク用アーキテクチャ「HAVi」に対応する機器を展示する可能性も高そうだ。

 TDKは,W-CDMA端末などに向けた0603(0.6mm×0.3mm)のチップ部品や,ハード・ディスク装置用のGMR素子を使った複合磁気ヘッド,マイクロアクチュエータを搭載した磁気ヘッド,大容量光ディスク媒体などを展示する。

 東芝は,新たに登場する小型メモリ・カードである「SDメモリー・カード」関連で,著作権保護機能付きのオーディオ・プレーヤ,携帯電話機などを出展する。部品では,ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がプレイステーション2に搭載する「Emotion Engine」や,MPEG4対応のコーデックLSIなどを展示する予定。15インチ型と大きい低温ポリシリコン液晶パネル(解像度はUXGA),従来になく薄型化が可能なLiイオン2次電池なども見せる。(原田 衛)