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報道陣の質問に回答する木下氏
報道陣の質問に回答する木下氏
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 トヨタ自動車は2009年2月6日,2008年度第3四半期の連結決算を発表した後(Tech-On!の関連記事1関連記事2),報道陣との質疑応答の中で,正規社員の削減に踏み切る考えはないことなどを明らかにした。以下,質疑応答を記す。トヨタ自動車の回答者は,代表取締役副社長の木下光男氏である。

――これで3回目の(2008年度通期の業績見通しの)下方修正となるが,短期間にこれだけ経営環境が悪化していることに対し,率直な感想を伺いたい。

木下氏:(2008年)10~12月は,大変厳しい時期だったと思う。2008年9月15日の「リーマンショック」以降,金融問題の影響が,実体経済,特に私どものような耐久消費財の商品に,まず米国で現れ,それが欧州に移り,世界中に伝搬していくという,非常に難しい局面だった。また,為替も円の独歩高が急速に進んだ。もう一つは,原油価格は比較的冷静に推移しているものの,それ以外の原材料には依然として高止まりしているものがあり,私どもの購入価格に対し厳しい情勢が続いていることだ。

こうしたさまざまな要因が重なったことによって,(2008年度第3四半期の)販売台数は(前年度同期に対して)44万台強,率にして20%近くも減少した。その結果として,連結ベースで赤字となってしまった。

それでは(2009年)1~3月はどうなのかというと,この間にも日本,北米,欧州といった主要な市場の環境が一段と厳しくなり,販売台数も減少してきているため,通期でも営業損失を計上せざるを得ない。

来期以降に関しても予断は許さないが,私どもの決意としては,第3~4四半期,特に第4四半期では急激な在庫調整が進んでいるので,生産・販売という点でも相当厳しいが,これを底にして,来期以降は反転できるよう頑張っていきたい。

経営に問題はなかったか?

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