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 積水化成品工業とカネカは2009年2月9日,カネカの100%出資子会社であるサンポリマーが展開しているポリスチレンペーパー(PSP)事業を積水化成品工業に譲渡する契約を締結した。事業の譲渡は同年3月31日の予定だ。

 同契約によってカネカは,サンポリマーが営むPSP事業の営業権,サンポリマー蓮田工場(埼玉県蓮田市)の有形固定資産,PSP事業に関してカネカが保有する特許権など知的財産権を積水化成品工業に譲渡する。事業の譲渡に伴い積水化成品工業は,新会社「積水化成品埼玉」を設立。サンポリマー蓮田工場の有形固定資産と従業員を引き継ぎ,PSPを生産する。販売については積水化成品工業が担当する。資本金は9500万円。事業の譲渡により見込まれる両社の売上高の増減額は,10%未満という。

 両者によると,PSPの原料であるポリスチレンの価格暴騰は収まったものの,いまだに高値で推移している。加えて,食品容器用の素材が多様化していることから,PSP事業は厳しい状況下にあるという。こうした背景から両社は2008年7月,積水化成品に対してカネカグループのPSP事業を譲渡することで基本合意していた。今回の契約は,それに基づくものだ。