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図1 「波形検査装置 プロファイルチェッカ PK50」。外形寸法は430mm×160mm×443mm。
図1 「波形検査装置 プロファイルチェッカ PK50」。外形寸法は430mm×160mm×443mm。
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図2 専用の振動センサ
図2 専用の振動センサ
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 パナソニック電工は,音や振動を測定・解析して自動で合否判定する「波形検査装置 プロファイルチェッカ PK50」を発表した(ニュース・リリース)。2009年2月16日に発売する。耳や触診などによる官能検査の代替に向ける。具体的な用途としては,自動車や家電製品の出荷検査,工作機械の異常検出などを想定する。現在,同社のリレー・スイッチ工場や自動車メーカー,家電メーカーなどで試験利用しているとする。

 今回の製品の最大の特徴は,音や振動に対する測定・解析装置に,人工知能技術の一つである,ニューラル・ネットワーク技術によって学習機能を持たせた点とする。50~100個の判定データを入力することで,合否判定のマップを作成し,「合格」「不合格」「微妙」「未知」を判定できるようになる。微妙,未知と判定した事例について,ユーザーが判定データを入力すれば,次回から判定に加味される。

 検査の流れは以下の通り。入力したデータは,前処理によって雑音を除去して波形を整えた後,周波数成分や振幅変化,データの出現確率を分析して特徴を抽出する。前処理や強調フィルタは使わずにそのままのデータを使用することも可能。こうして解析した結果から,学習して合否判定のマップを作成したり,合否の判定を行ったりする。

 データ入力用のセンサは2個接続でき,パナソニック電工の専用振動センサか,同社が推奨する他社製の対応マイクを用いる。測定周波数範囲は,直流または0.1Hz~20kHz。前処理は2種,特徴点を抽出するための「FFT」や「確率密度ヒストグラム」といった強調フィルタは4種用意する。価格はオープン。参考価格は800万円で,搭載する機能や受注台数によって相談に応じる。