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図◎4.5kWの炭酸ガスレーザ発振器を搭載した2次元レーザ加工機「LV」シリーズ。
図◎4.5kWの炭酸ガスレーザ発振器を搭載した2次元レーザ加工機「LV」シリーズ。
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 三菱電機は,レーザ加工機「MEL LASER」の新製品として,中厚板の加工性能を高めた2次元レーザ加工機「LV」シリーズ2機種を2009年2月16日に発売する(図)。高速加工に必要な高出力と高品質加工に必要な高ビーム品質を両立させた4.5kW炭酸ガスレーザ発振器「ML45CF-R」を搭載することで,加工性能と連続加工の操作性を向上させている。

 炭酸ガスレーザ発振器に,新開発のピアス加工方式を採用。これにより,加工を始める時のピアシング(穴あけ)時間を従来機種「LVP-40CF-R」より短くした。軟鋼中厚板では最大約30%(厚さ12mmのSS400),ステンレス鋼で約20%(厚さ6~10mmのSUS304)削減できる。加えて,新開発の共振器を採用することで,ビームの出力と品質を高めた。切断可能な板厚は,軟鋼で従来の19mmから25mmに,アルミニウム合金でも10mmから12mmに向上した。

 パレットチェンジャーを標準で装備するため,材料を載せ替える際の段取り時間を縮められる。材料の自動供給装置と組み合わせれば,長時間の連続加工も容易だ。異なる材料を連続して加工する場合,あらかじめ材料を設定しておけば,制御装置がデータベースに基づいて焦点位置や加工ガス圧などの加工条件を自動で調整するので,段取り替えが不要となる。さらに,最上位機種である「NX」シリーズに標準装備している「加工レンズ監視機能」を搭載した。レンズの表面状態を測定し,故障を事前に知らせるので,連続加工時に加工品質が劣化するのを抑えられるという。

 新開発の共振器によってレーザの出力効率を高めた。新製品と従来の4kW機「LVP-40CF-R」でレーザ出力を同一にした場合の消費電力を比較すると,新機種では運転時の電力を5%削減できる。

 ラインアップは,X×Y×Z軸のストロークが2500×1250×120mmの「ML2512LVP-45CF-R」と,3100×1550×120mmの「同3015LVP-45CF-R」の2機種。価格はそれぞれ,9000万円(税別)と1億80万円(同)。

連絡先:産業メカトロニクス事業部 メカトロ事業推進部
電話:03-3218-6550