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 市場調査会社の米International Data Corp.(IDC)は,パソコン用マイクロプロセサの世界出荷が2008年第4四半期(10月~12月)に急激に落ち込んだと発表した(発表資料)。出荷数量は前期比で17.0%減,前年同期比で11.4%減。出荷金額は前期比18.0%減,前年同期比22.2%減の67億8000万米ドルとなった。出荷数量の前期比の減少幅は,IDCが1996年に調査を始めて以来,過去最悪という。なお,2008年通期では出荷数量が前年比10.0%増,出荷金額は同0.9%増の308億米ドルだった。

 米Intel Corp.のネットブック(ミニノート・パソコン)向けマイクロプロセサ「Atom」は出荷を伸ばしているが,市場全体の減退をカバーするには至らなかったとIDCは説明する。Atomを除いたマイクロプロセサの第4四半期の世界出荷数量は前期比で21.7%減,前年同期比で21.6%減になる。

 第4四半期の出荷数量シェアは,Intel社が前期から1.1ポイント拡大して81.9%,米Advanced Micro Devices, Inc.(AMD)が0.9ポイント縮小して17.7%,台湾VIA Technologies, Inc.が0.4%だった。

 2008年通期の出荷数量シェアはIntel社が前年比2.9ポイント増の80.3%,AMD社が同3.1ポイント減の19.2%,VIA社は0.4%となった。Intel社はノート・パソコン向けで87.1%と圧倒的なシェアを獲得した。AMD社はデスクトップ・パソコン向けで26.4%と比較的,高いシェアを得ている。