独Hyperstone社は,32ビットのRISC/DSPプロセサにSerial Communication EngineやA-Dコンバータ,32KバイトのオンチップRAMを搭載したMCU「E2」を発表した(PDFの発表資料)。独自のRISC/DSPアーキテクチャにより低消費電力と少ないゲート数,プログラミングの容易さを実現したという。

 主な特徴として,(1)32ビットのUnified RISC/DSPアーキテクチャを採用。ピークで160MHz駆動,640MOPSを実現,(2)動的な周波数調整・パワーダウン・スリープモードをサポート。典型的な消費電力は200mW,(3)命令セットはHyperstoneのE1ベースコントローラと完全互換。ALU/DSP/ロードストアユニットを並行に実行可能,(4)16/32/48ビット長の命令セットにより高い命令密度を実現,(5)32Kバイトのオンチップスタティックメモリ(I-RAM)を搭載,(6)8チャネルのプログラマブルSerial Communication Engineを搭載し,最大4ポートのUARTをインプリメント可能,(7)10ビット,8チャネルで182KHzのサンプリングレートを持つ多重化A-Dコンバータを搭載,(8)多用途のDMAエンジンを2チャネルとリアルタイムクロック搭載――などを持つ。

 E2は産業向けのセンサやコントローラの実装に最適化されたもの。また,価格が重要視されるコンシューマ向けの表示/センサアプリケーションにも適している。リファレンスボードとソフトウエア開発キットを提供しており,ソフトウエアには,統合開発環境(IDE),C/C++コンパイラ,リンカ,アセンブラ,プロファイラ付きソースコードデバッガ,ランタイムカーネル,DPSライブラリなどが含まれる。